このCP09、本体の作りはさすがちゃんとしたメーカー製だけあってしっかりとしている。カバーの開け閉め具合、各ボタンのクリック感などは「テキトーなトンデモケータイ」とはだいぶ違っている。触っているとゴールドの色合いと相まって、まるで高級品のような錯覚にも陥りそうだ。
ではさっそくCP09を使って見よう。電源キーを押すと結構大きな起動音に続き「Welcom」の文字が流れ、その後待ち受け画面には大きく時計が表示される。時計の下には日付、左にはアンテナマーク、右には電池残量と画面表示は必要十分なものだけだ。
ここで本体の左右を見ると右側にはロックスイッチとライトスイッチがある。ロックスイッチは本体の誤操作防止用のもので、ロック時は画面表示が鍵と時計だけになり、時計代わりにも利用でき便利だろう。またライトスイッチをONにすると本体上部のライトが光る。このライトはCP09の電源をOFFにしていても光るのが便利。携帯電話が使えない状態や、電源を入れるのを忘れていたときでもすぐにライトを使うことができるわけだ。
一方本体の左には音量上下ボタンとFMラジオボタンがある。FMラジオはチューニングは自動と手動が選べ、「*キー」を長押しすると自動チューニングしてくれるのが楽でいい。なおFMラジオ内蔵の携帯電話は世の中に多くあるが、ヘッドセットを繋がないとラジオが利用できないことが普通である。これはヘッドセットをラジオのアンテナ代わりにするからだ。しかしCP09は本体だけでもFMラジオを聴くことができる。「電源を入れたらすぐ聞けるラジオ」であり、アンテナがどうした、などといった面倒なことを考える必要がないわけなのだ。これまた便利!
このほかにも充電プラグはNokiaと互換。どこにでも売っているNokiaのACアダプタを使えるのは便利だろう。トンデモケータイの中にもコストを考えNokiaプラグを採用しているものがあるが、CP09の場合は「誰もが持っている、どこにでもあるNokiaのACアダプタを使えるようにする」という思想からこうしているのだろう。
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