企業間で、人気の映画やテレビ番組を獲得しようという競争が激しくなった。Disneyと提携してノーカットのコンテンツを手に入れようとしていたGoogleは、DisneyがHuluと契約するのを目にすることとなった。それはつらい一撃だった。Googleは負けることに慣れていない。
同じころ、Netflixが競争に飛び込んできた。同社はウェブで最大のビデオレンタルサービスであり、セットトップボックス(インターネットのビデオストリーミングをテレビで見られるようにするもの)メーカーと契約を結んだ。Appleもこのマーケットでシェアを有している。
一方で、Huluは音楽レーベルをYouTubeから引き離そうとすることができただろう。Huluは、レーベルのGoogleへの根強い不信感につけ込もうとすることができた。VEVOのローンチパーティーに明らかに欠けていたのは、Warner Music GroupのCEOであるEdgar Bronfman氏だ。WarnerとYouTubeの確執によって、両者が和解するまでの9カ月間、WarnerのコンテンツはYouTubeから削除されていた。Warnerは今のところVEVOへの参加を見送っている。
さらに、EMIは最近Huluと音楽ライセンス契約を結んだ。EMIのクリップは、HuluとYouTubeの両方で提供されることになる。
Universal Music GroupのMorris氏は、VEVOを紹介するスピーチの中で、Schmidt氏とGoogleを惜しみなく称賛した。しかし、かつてソングライターだった同氏は、「VEVOの一番いいところは、それがわれわれのプラットフォームであること」で「中間業者はもういない」とか、「われわれは望むものを何であってもすべて試すことができる。もう誰の許可も求める必要がない」と述べており、「われわれ」とは誰のことかという疑問も生じさせた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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