グーグルは12月7日、日本語の音声入力でウェブ検索ができる機能を公開した。iPhoneおよびAndroid端末で利用可能。動画検索などにも対応する。
iPhoneの場合はApp Storeにおいて無料で提供されているアプリ「Google Mobile App」を使う。利用前には設定画面において「音声検索」を「オン」にする必要がある。Android端末の場合は、Androidマーケットで提供されているアプリ「Google音声検索」を利用する。
いずれも検索ウィジェットにマイクのアイコンが表示されるため、このボタンを押して検索したい言葉を話しかけると、Google側で音声を認識して自動的にウェブ検索をする。
地図や店舗検索、乗換案内、通貨レートといった検索にも対応しており、例えば「神保町から渋谷」と話すと、乗り換え案内の結果を自動表示する。また、「動画 子猫」と話せば、YouTubeの中から子猫の動画を探して表示する。
グーグルによると、端末で認識した音声データをそのままGoogleのサーバに送り、結果を端末に表示しているという。ただし、クラウドサーバ上で処理しているため、結果はすぐに表示されるとのことだ。また、12月3日に公開した「Google日本語入力」の技術を使うことで、高い入力精度を実現したとしている。
同じ音で複数の意味を持つ同音多義語への対応については、変換結果を手動で変えられるようにして、ユーザーが希望する言葉を探せるようにした。また、なまりや方言についても一部対応している。
音声検索は2008年秋に英語版がリリースされており、中国語版に次いで世界で3言語目の公開となる。今後も対応言語は拡大していく予定とのこと。また、「音声認識には沢山の可能性がある」(グーグル)として、ウェブ検索以外の機能についても検討しているとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果