「Google Voice」の2つの小さな新機能が「Gmail」に組み込まれた。1つは、Google Voiceに送信されたテキストメッセージを電子メールメッセージとしてGmailに表示するというオプションだ。ユーザーはGmailからもメッセージに返信できるようになり、テキストメッセージによる会話を続けるうえで優れたプラットフォームとなる。
もう1つは、Gmailビューア内からGoogle Voiceのボイスメールメッセージを再生できる「Gmail Labs」の新機能だ。これまでGmailは、ボイスメールを文章化した写しを送信していたが、音声ファイルを再生させたい場合は、そのために新たなブラウザウインドウを開いていた。
だが、ちょっとした問題がある。2つの機能はテーマとしては関連しているが、有効にする方法が異なるのだ。SMS機能はGoogle Voiceの「Settings」タブ内で設定するのに対し、GmailのボイスメールプレーヤーはGmailの「Labs」タブの中で設定する必要がある。また、GmailでGoogle VoiceのSMSメッセージを受け取り、返信するのが容易になったとはいえ、GmailのSMS機能を有効にした後でも、筆者はGmailからGoogle VoiceのSMSで会話を始める方法が分からなかった。
方向性としては望ましいと思う。筆者は今でもGmailのユーザーインターフェースを大変気に入っているというわけではないが、電子メール、ボイスメール、SMSメッセージをすべて1カ所で閲覧したり管理したりできるのは素晴らしいことだ。「Google Wave」が「Universal Inbox」の機能に近づいていくとすれば興味深い。
Googleは今回の拡張機能について、Google Voice Blog(SMS機能)およびGmail Blog(ボイスメールプレーヤー)で発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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