Microsoftは米国時間12月3日、12の脆弱性に対応した6件のセキュリティアップデートを12月の月例パッチ(8日に公開の予定)でリリースすると事前通知で発表した。この中には、「Windows 7」をはじめとする現行のOSが影響を受ける「Internet Explorer(IE)」に存在する脆弱性で、攻撃コードが公開されているものもある。
Microsoftは11月23日に、「IE 6」と「IE 7」に影響する脆弱性で、概念実証コードが公開されユーザーのコンピュータが乗っ取られるおそれのあるものについて調査していることを明らかにしていた。
このとき公開したセキュリティ情報で、Microsoftは次のように問題を説明している。「この脆弱性はIEの無効なポインタ参照が原因で起こる。CSS/Styleオブジェクトが削除された後でも、特定の状況でそのオブジェクトにアクセスできる可能性がある。特別に細工された攻撃で、開放されたオブジェクトにアクセスを試みるIEが、攻撃者の提供するコードを実行する可能性がある」
セキュリティ情報の事前通知によると、12月の月例パッチでリリースするセキュリティアップデート6件のうち、3件が「緊急」レベルだという。
影響を受けるソフトウェアはWindows 7の他、「Windows 2000」「Windows XP」「Windows Vista」「Windows Server 2003」「Windows Server 2008」「Microsoft Office XP」「Microsoft Office 2003」などだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」