さくらインターネットは、サーバホスティングサービスの新プラン「さくらのマネージドサーバ Atom プラン」の提供を2009年12月10日より開始すると発表した。
同社では従来より、共用ホスティングサービスである「さくらのレンタルサーバ」や、専用ホスティングサービスの「専用サーバ」を提供している。今回新たに加わった「さくらのマネージドサーバ Atom プラン」では、サーバ1台のCPU、メモリ、ハードディスクといったリソースを占有しつつ、セキュリティアップデートや機器障害などへの対応は、さくらインターネット側の運用管理者が行い、ユーザーはより使いやすいブラウザベースの管理ツールを利用してアプリケーションの設定などを行える。
価格は初期費用2万5000円、月額料金7800円となっている。同社では、よりコストパフォーマンスが高く、運用管理が容易な専用サーバホスティングサービスとしての提供により、システム部門を持たない中堅中小企業の総務担当や個人事業者、サイト制作と運用を一括で請け負うウェブ制作会社などでの利用拡大を見込む。
同プランで提供されるサーバには、低消費電力のデュアルコアCPUであるインテル Atom プロセッサー 330(1.6GHz)を採用している。放熱量の少ないAtomの採用によって集積度を上げており、1Uのラックに4基のAtomを搭載可能な独自のサーバハードウェアを利用しているという。ストレージは、2.5インチのハードディスク2基を使ったRAID1構成として、データの保全性を高めている。
また、データベースとしてMySQLを自身の利用サーバ内に設置することが可能。作成するデータベース数に制限はなく、共用サーバサービスのように他の利用者の利用状況に依存することなく、ブログやコミュニケーションツールなどのアプリケーションを運用することが可能としている。加えて、専用のバックアップサーバへの日次バックアップが行われるほか、ウイルスチェック、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)などのセキュリティ機能、無料電話サポートが標準で提供される。
CPU | インテル Atom プロセッサー 330 1.6GHz |
ディスク容量 | 180Gバイト/RAID1 |
メモリ容量 | 2Gバイト |
月額料金 | 7800円 |
初期費用 | 2万5000円 |
主な機能 | WAF、共有SSL、MySQL(利用DB数の制限なし)、マルチドメイン(設定数の制限なし)、メーリングリスト(ML作成数の制限なし)、モニタリングツール、ファイル共有(WebDAV) |
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス