あきない総合研究所(あきない総研)は11月19日、ベンチャー企業向けの支援サービス「katana(かたな)」の提供を開始した。
katanaは起業間もないベンチャーや起業準備中の個人に対して、あきない総研とサポート企業がソフトウェアやハードウェアをはじめとしたリソースを、無償および割引価格で提供するというもの。
提供するリソースは、(1)交流会をはじめとしたネットワーキングやパートナー獲得などの「ヒト」、(2)ソフトウェアやオフィス、経営ノウハウなどの「モノ」、(3)資金調達やファンドなどの「カネ」――の3分野。サービス開始当初はモノ分野に特化した支援を実施し、残り2分野については2010年3月以降に提供する予定。なお、モノ分野でのサポート企業とその内容は以下のとおり。
katanaの利用には会員登録が必要となる。会員は、メールマガジンの購読および交流会に参加できるだけの「katanaミニ会員」と、上記のヒト、モノ、カネに関するサポートを受けられる「katana会員」の2種類を用意。いずれも無料だが、提供サービスによってはサポートが有料となる場合もある。また、モノ分野のサポートを受けられるのは、設立3年未満の法人および個人事業主、起業準備中の起業家に限定される。
あきない総研では、katanaを通じて「起業をさらに活性化し、そしてまた起業家が生まれるというスパイラルを生み出していきたい」としている。同社では今後、2012年までにサポート企業50社、会員10万人を目指す。
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