10:46 a.m.:再びPichai氏が壇上へ上がり、Chrome OSを搭載するネットブックの発売に関して語り始めた。まだ実際に発売されるまでは1年ほどあるため、詳細な計画について語る段階にはないとしつつも、かなり明確になっている計画も少数ながら存在することが明らかにされた。
Googleは、Chrome OSを搭載するネットブックのパートナー企業向けのコンポーネントを指定することになる。既存のネットブック上にChrome OSをダウンロードして活用することはできないようで、Chrome OS向けに最適化されたネットブックを購入する必要がありそうだ。たとえば、GoogleはHDDをサポートしないため、Chrome OSを搭載するネットブックには、SSDが搭載されることになる。Pichai氏は「ハードウェアの深い部分まで把握することをこのソフトウェアに対して求めている」と語った。
また、Chrome OSを搭載したネットブックが2010年のホリデーシーズンまでに発売されることを望んでいると、Pichai氏は述べた。発売価格に関しては何ら語られていないものの、Googleは、現在流行しているネットブックよりやや大きなサイズで、フルサイズのキーボードと大き目のタッチパッドを備えたネットブックを製造するようにメーカーに対して求めていく方針であるという。
10:55 a.m.:Googleがハードウェアコンポーネントを指定することになるとしても、Pichai氏は、質疑応答セッションにおいて、Chrome OSを搭載するネットブックの発売価格に関して話せる状況にはなかった。Pichai氏は、1年も先のコンポーネントのコストを見積もることは難しいと語り、Googleとしては、Chrome OSを搭載したネットブックの販売価格帯を特別に定めるようなことはしないと述べた。さらに、Chrome OS搭載のネットブックは、現在市場に出回っているネットブックと同じ価格帯になる可能性が高いとも語っている。
11:11 a.m.:Pichai氏は、Chrome OSがオフラインの状況でも使えるように、「Google Gears」のようなテクノロジを活用した手法の開発に取り組んでいることも明らかにした。しかしながら、Chrome OSは主にオンラインで使用するために設計されたOSであるとは述べたものの、携帯電話ネットワークに対応するW-WANチップが、Chrome OSを搭載するネットブックの仕様に含まれるのかどうかについての質問ははぐらかした。
Chrome OSを搭載したネットブックは、x86およびARMのチップ上で動作すると、Pichai氏は語っている。同氏によれば、このネットブック向けの全アプリケーションはウェブアプリケーションとなるようで、Googleは、ネイティブアプリケーションがプロセッサ上でダイレクトに動作するようにすることは計画していないようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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