Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏は、5年後のインターネットの姿について、今とは大きく違ったものになると想像している。Schmidt氏によれば、インターネットは中国語とソーシャルメディアのコンテンツであふれかえり、超高速ブロードバンドによって情報がリアルタイムで配信されるようになるという。同氏は先々週開催のGartner Symposium/ITxpo Orlando 2009において、数多くの最高情報責任者(CIO)やIT担当ディレクターを前にしたインタビューの中で、ソーシャルコンテンツをリアルタイムでランク付けする方法を見つけることは、「この時代における大きな課題だ」と述べている。
Gartnerは世界で最も大きく、最も権威のある調査会社だ。45分間のインタビューにおけるSchmidt氏の発言の多くは、明らかにビジネスリーダーに向けられたものだったが、われわれはその中から、ウェブに心を動かされたことのある人なら誰もが関心を抱くであろう6分間を抜粋した。
注目すべき発言には、以下のようなものがあった。
45分間にわたって行われたSchmidt氏のインタビューでは、オフライン利用向けのHTML5ローカルキャッシング機能に対応したGoogle OS搭載ネットブックが2010年に登場するとの発言など、ほかにも多くのことが話題に上った。
ただし、これは「Google Chrome OS」や「Google Social Search」など、Googleによる現在進行形の取り組みの多くを導いているロードマップである。
このロードマップは、魅力的な未来の姿であるように思えるだろうか。分散型ソーシャルネットワーキングや構造化データ、レコメンド機能、プレゼンスデータなど、Googleの計画を複雑にする可能性のある要素は話題に上らなかった。読者の皆さんは、5年後のウェブの姿がどのようになっているとお考えだろうか。
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