マイクロソフトは10月5日、ウェブ開発者向けの支援プログラム「WebsiteSpark」を国内でも提供を開始した。
WebsiteSparkは学生向け支援プログラムの「DreamSpark」、スタートアップ企業向けの「BizSpark」に続く「Spark」の名称で展開する3つめの支援プログラム。ウェブ製作やウェブ構築を手掛ける中小規模の企業をターゲットに、マイクロソフトの開発ツールやサーバソフトなどを初期費用なしで提供する。期間は3年間となっており、期間満了時に米100ドルを支払う。なお更新は毎年実施する。
すでに日本以外の各国では、米国時間の9月24日より同プログラムの提供が開始されているが、日本でのプログラム提供は同日からとなる。参加条件や提供物などの詳細は以下のとおり。
また、マイクロソフト製品を使ったホスティングサービスなどを提供する際に必要なサービスプロバイダーライセンスアグリーメント(SPLA)を締結した場合、Windows Web Server 2008およびSQL Server 20008 Webのサーバライセンスをそれぞれ4CPUライセンスまで無償で利用できる。
これに加えて上記製品に関する技術サポートを2インシデントまで無償で対応するほか、技術資料や教材等を提供して、サポートやトレーニングについても無償で行うとしている。
さらに、ビジネス機会の創出に向けてウェブサイトでプログラム利用企業のプロモーションを行うほか、パートナーと共同で実施するイベントなどでも積極的に紹介していくという。
日本以外では同プログラムの参加条件に「従業員数が10名未満の企業」という制限があるが、マイクロソフトではこれを日本限定で「25名以下の企業」と変更している。これについては、「自社の調査によると海外のウェブ製作会社の70%程度が10名未満であることに対して、日本では比較的規模の大きい企業が多く、導入の幅を広げた」(マイクロソフト)としている。
同プログラムによる売上の拡大目標などは非公開。「我々としてはExpressionのユーザーを増やすためにもまずは(幅広いユーザーに)使っていただきたい。好評であれば必ず追加で発注できると思う」(マイクロソフト)
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