ドワンゴは11月10日、2009年9月期に特別損失を計上すると発表した。これにより、通期の純損益は8億2800万円の赤字となる見通しだ。ドワンゴが純損失を計上するのは4期連続。
特別損失の内容は、ニコニコ動画の事業投資に関するものが11億500万円、子会社の事務所移転に伴う減損が800万円、固定資産除却損が400万円。
また、2009年9月期の業績予想についても、2009年11月13日に公表した予想を下回るとして下方修正している。売上高は前期比6.4%増の265億6800万円(前回予想から23億3200万円減)、営業利益は同265%増の3億9700万円(同2300万円減)、経常利益は同283%増の3億4200万円(同6800万円減)となる見込みだ。
売上高については、モバイル事業において人気アーティストや楽曲の権利獲得、タイアップなどにより着うたフルサイトの会員数が順調に推移したものの、ゲーム事業における販売計画本数の未達と、ニコニコ動画の広告収入が経済情勢の影響などにより計画に届かなかったとしている。
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