カシオ計算機と凸版印刷は11月6日、有機ELディスプレイを含む中小型ディスプレイ事業に関して協業すると発表した。カシオが2010年2月末までに100%出資の新会社を設立し、その株式の一部を凸版印刷に譲渡するという。
新会社では、現在カシオ計算機が製造・販売している中小型TFT液晶ディスプレイに有機ELのラインアップを追加。有機ELとTFT液晶ディスプレイの研究、開発、製造、販売を手がけるとのこと。
カシオ計算機では、中小型TFT液晶ディスプレイ事業に関連する技術・製造設備を所有するほか、有機EL駆動技術を有している。一方、凸版印刷では、印刷技術をいかした微細加工技術を持ち、新会社では両社の技術を用いることで、有機ELディスプレイの早期量産化の実現を狙う。
新会社の名称、所在地は未定だが、代表取締役社長にはカシオ計算機の執行役員デバイス事業部長の大野一郎氏が就任するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力