MySpaceとの提携は、ほかよりも複雑な出発となった。Googleは音楽ベンチャー企業のiLikeと音楽検索への組み込みについて交渉を重ねてきたが、iLikeはその後、10月にMySpaceに買収されてしまった。実際に、Holt氏は声明で、「この提携関係はiLikeのチームによって決定され、実現したものだ」と述べている。しかし、iLikeの創設者であるAli Partovi氏(現在はMySpaceの音楽チームに名を連ねている)は、この提携関係では「MySpaceのブランド、(そして)MySpaceのコンテンツライセンス」を用いると説明した。さらに、新しい音楽検索機能はiLikeのテクノロジの統合によって、ユーザーがGoogle上で現在ツアー中のバンドを検索したとき、コンサート情報の通知も提供できるようになるだろう。
「MySpaceは(Appleの)『iPod』と並んで、音楽の世界で最も信頼されているブランドの1つだと私は思う」とPartovi氏は述べた。MySpaceは「MSN」の音楽機能強化に関して、Microsoftと交渉を重ねているとも報じられている。
音楽検索は、Googleが実際に支配できる分野である。インターネットトラフィック調査会社のExperian Hitwiseによれば、Googleの人気検索語上位1000位のうち音楽関連のものが6%を占めており、さらに、Hitwiseが「音楽関係」と分類しているサイトへのトラフィックのうち、Google経由のアクセスが既に30%を占めているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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