日本市場が重要な理由とは、「日本のPCメーカーとは特に重要な関係を結んでおり、各PCメーカーが(高い付加価値を持つ)プレミアムPCを開発してくれた」(Sinofsky氏)ことにあるという。
Windows 7が提供する高い付加価値としてSinofsky氏が挙げるのは、タッチパネルでの操作を可能にする「Windows Touch」、デジタルテレビ放送対応を進めた結果による「デジタルTVのサポート」、複数のPCでネットワークやテレビ視聴を共有できる「ホームネットワーク」だ。Sinofsky氏はこれらを「プレミアムエクスペリエンス」と総称している。
「日本は最新技術を用いたコンシューマー向け電子機器でリーダー的存在。Windows 7とデジタルテレビは相性が良いのだ」と、Sinofsky氏は述べている。
また、Windows 7とオンラインサービスの連携も重要になる。「Windows 7のデスクトップは、Windows Liveだけでなくブログや画像共有、動画共有サービスともよく統合されている」とSinofsky氏。「HotmailやSkyDriveとの連携によって、Windows 7が完成する」ことを強調した。
記者会見の最後にはマイクロソフト幹部とパートナー各社が集まり、鏡開きが行われた。
樋口氏は「Windows 7全体のエコシステムでトータルすると2兆3000億円以上の収益になる」(IDC調査)と述べ、「この景気停滞感の中で、少しでも活性化に向けて頑張りたい」と抱負を述べている。
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