Dellが企業顧客向けに新しいノートPCをリリースするというのは、少しも驚くに値しないことだ。しかし、その新製品に、ほかのどんなノートPCにも搭載されていない顕著な機能が含まれているとなれば、それは間違いなく驚くべきことだろう。
新しい「Latitude Z」は、ほぼすべての点で予想通りの製品である。Latitude Zは、ほかの多くの製品と同様に非常に薄型のノートPCだ(薄さというのは、PCメーカーがライバルに差をつけようとする上でいつも用いる指標だ)。外観の仕上げはこれまでとは異なっており(今回はソフトな感じだ)、カラーはブラックチェリーが用意されている。サイズは対角16インチで、最も薄い部分の厚さは14mmだ。
しかし、Latitude Zに無線充電機能が搭載されることを言い当てた人は、おそらくいないはずだ。そして、われわれの知る限り、ノートPCが無線充電機能に対応したのは、今回が初めてだ。それを実現したのがDellであることに驚いた人も、少なからずいるだろう。
無線充電は、かなり優雅に実行される。Dellによると、ノートPCスタンドに組み込まれた電磁誘導パッドは、標準のケーブル付き充電器と「ほぼ同じ時間」で、フル充電を完了することが可能だという。スマートフォンメーカーのPalmが、(より小型ではあるが)同様の「Palm Pre」向け無線充電システムを提供しているほか、VisteonやWildChargeなどの企業も電話機向けの無線充電アクセサリを発売しているが、PCメーカーがこのアイデアを取り入れたのは今回が初めてだ。
これは、Dellが同社の新しい「ワイヤレスエコシステム」と呼ぶものの一部である。Latitude Zは、ケーブルがなくても充電できるほか、ケーブルなしのドッキングも可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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