そのほか、特に女性が注視していたのは「自己紹介文」です。被験者たちは自己紹介を丹念に読みながら、「文章に(笑)の多い人は嫌だ」「『年下がいい』というのが気に入らない」「この人と趣味が似ているから合いそう」など思い思いの分析をしていました。
なぜ、女性は自己紹介文を重視するのでしょう。女性の被験者たちからよく聞かれたのは「ここにある情報で一番人柄が見えるのが文章だと思うから」というものでした。
一方、男性は女性ほど自己紹介文を注視しませんでした。さっと目は通すものの流し読みで、女性のように色々な感想を漏らすことはありません。
唯一男性によく見られた傾向、それは各プロフィールページにおいて「相手の希望する条件」をよく見るということです。気に入っている相手がいても、「相手の希望する年収ほど自分は(給与を)もらっていない」「もっと年上を探しているみたいだから」など「相手の希望条件に自分が当てはまっていない」と言ってコンタクトをしないケースがよく見られました(※Yahoo!パートナーでは、「メールを送る」という機能を使って気に入った相手と連絡を取ることができます)。
今回のタスクにおいて、コンタクトする人数に制限を設けませんでしたが、ここでも男性と女性で大きな違いが見られました。女性の被験者が全員1人にしかコンタクトをしなかったのに対し、男性被験者は全員が複数人にコンタクトを試みました。
男性の被験者に理由を聞くと、「連絡が来ないかもしれないから」という答えがよく聞かれました。一方、女性の被験者たちに尋ねると「リアルの世界もそうだが、自分は複数の人と同時に付き合うことができないから」いう回答が多くありました。
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