Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、ダイエットへの意識と商品購入までの経路に関する調査を行った。
厚生省がまとめた「国民栄養調査」によると、日本人の肥満度は21%となっており、特にダイエット市場を支える20代女性では「肥満の人」が約5%と少なく、肥満度がマイナス10%未満の「やせ型の人」が44%を占めていた。
また「ダイエットをしている」と回答した女性の内訳を見ると、ダイエットが必要でない女性(やせ型の人、普通の人)が75%を占め、ダイエットが必要な肥満の人は25%に過ぎず、日本のダイエット市場はダイエットをすべき肥満の女性よりもダイエットの必要のない女性が中心の市場となってきており、さまざまなタイプの女性に対する訴求やアプローチ方法が必要なのではないかと考えられる。
そこで、今回は1年以内にダイエット食品を購入した女性のダイエット意識や情報収集場所・購入場所について調査した。
【調査結果サマリー】
調査対象は、1年以内にダイエット食品を購入した10代〜30代までの女性500人。年代は均等割付(10代:20%、20代前半:20%、20代後半:20%、30代前半:20%、30代後半:20%)となっている。
Q1では、ダイエット食品購入時の体型とダイエットの必要性についてそれぞれ尋ねた。すると、「太っていると感じていた」が57.4%と最も多く、次いで「非常に太っていると感じていた」が24.6%と続き、ダイエットの必要性に関しては「やや必要性を感じていた」が52.2%、「非常に必要性を感じていた」が38.8%という結果になった。
この2軸(体型とダイエットの必要性)でクロス集計してみると、下記のような結果になった。
その結果、「非常に太っていると感じていた」女性で「非常に必要性を感じていた」は87.0%、「やや太っていると感じていた」女性で「やや必要性を感じていた」が66.9%となり、体型にコンプレックスのあるユーザーはダイエットの必要性を感じやすいことがうかがえる。さらに、体型を「普通と感じていた」「やや痩せていると感じていた」ユーザーでも、「やや必要性を感じていた」ユーザーはそれぞれ63.6%、30.8%おり、女性は全般的にダイエットニーズが高いことが分かった。
この要因として、近年若年層を中心に、女性のやせ願望が増加していることやTV・雑誌等でやせている女性が賛美される日本の風潮が挙げられるのではないかと考えられる。
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