Appleは時間を無駄にすることなく中国での「iPhone」販売を拡大しようとしている。
8月末にiPhone販売に関して中国聯通(China Unicom)と契約したばかりのAppleは、中国最大の携帯電話事業者である中国移動(China Mobile)とも再び交渉に入っている。
米国時間9月14日付けのThe Wall Street Journal(WSJ)の報道によると、China Mobile会長の王建宙(Wang Jianzhou)氏は、iPhoneの販売でAppleと交渉中であることを認めたという。Appleは米国を含めた一部の国では通信事業者と独占契約を結んでいるが、China Unicomとは非独占契約だ。
このためAppleは、市場で希望するだけの通信業者と交渉できる。しかし、これはAppleにとって長所でもあり、短所でもある。
中国最大のChina Mobileには1億4100万人の契約者がいるとWSJは報じている。この数字は第2位のChina Unicomの契約者数の3倍以上だ。China Mobileの契約者にiPhoneが行き渡れば、Appleにとっての経済効果とマーケットシェアは当然ながら大きい。
一方で、TD-SCDMAを使うChina Mobileの無線プラットフォーム上でiPhoneを使用できるようにするには、AppleはiPhoneの一部を変更する必要がある、とWSJは指摘している。その他の選択肢としては、iPhoneには変更を加えず、速度の低いChina Mobileの2Gプラットフォームでサービスを提供することも考えられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」