iPod touchのローエンドモデルは値下げされ、ハイエンドモデルは容量が増量された。8Gバイトモデルは、229ドルから値下げして199ドルになった。一方、299ドルの32Gバイトモデルの登場に合わせて、16Gバイトモデルがなくなった。ハイエンドとしては、399ドルの64Gバイトモデルが発売された。32Gバイト版と64Gバイト版はともに高速になったプロセッサを搭載しており、これは最近発売された「iPhone 3GS」と同じとまではいかないが、同等なものだ。また、どちらも3Dパフォーマンスを高める「OpenGL ES 2.0」を備えている。
「iPod classic」では機能や(米国での)価格に変更はない。ただし、容量は120Gバイトから160Gバイトに増量された。
iPhone/iPod touch OS 3.1
Appleは9日、iPhoneおよびiPod touch OS 3.1のリリースを発表した。
OS 3.1では、どちらのプラットフォームのユーザーも、購入したアプリケーションに対する「Genius」のレコメンデーション機能を利用できる。これらは、iTunesと同様、App Storeアプリケーションにも表示されて、音楽向けのGeniusと同じように機能する。Geniusがユーザーの購入情報を収集してAppleに送信すると、Appleはその情報を同様の購入履歴と照らし合わせて分析し、おすすめアプリケーションを表示する。アプリケーションは楽曲よりも数が少ないので、これはより的確なシステムになるかもしれない。
またOS 3.1では、iPhoneユーザー向けの新しいセキュリティ機能も追加された。「MoibleMe」を使って、iPhoneを無線でロックする機能だ。以前は、iPhoneをなくしたり、盗まれたりした場合、ユーザーがあらかじめそのように設定している場合にしかこの機能は使用できなかった。
iTunes 9
AppleはiTunesの新バージョンを発表した。これによって、iPhoneとiPod touchのユーザーは、デバイスに追加したアプリケーションをより良く整理できるようになる。ユーザーは、デバイス本体でアプリケーションを整理する代わりに、複数のホーム画面へアプリケーションを一度にドラッグアンドドロップすることができるようになった。
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