Kauliは9月9日、アドネットワークサービス「Kauli」の提供を開始した。
Kauliは、クリック課金型の広告ネットワークサービスだ。最大の特徴となるのは、「コンセプトマッチ」と呼ぶ新しい概念の元に広告を配信する点だ。
行動ターゲティング広告では、ユーザーの過去の行動履歴をもとに最適な広告を配信する。しかしKauliの言うコンセプトマッチ広告では、ユーザーが広告を配信するサイトを訪れた時点でどういった意図や目的を持っているかを分析し、最適な広告を配信するのだという。「特許出願しているため具体的な説明はできないが、リファラーやクッキーなど、想像できるものはすべて使っている」(Kauli代表取締役の蛯原健氏)
同社では、このコンセプトマッチ広告をコンテンツ連動広告の延長線上にある技術としており、行動ターゲティング広告とは別のものであると主張する。
かつてライフログの研究を行っていたKauli取締役の高田勝裕氏は「たとえば『毎日のランチを探す』といった繰り返しの行動には(行動ターゲティング広告が)マッチする。しかし1人のユーザーからとった情報の履歴とそのユーザーの現在の情報はマッチしない場合がある」と説明。こういった行動ターゲティング広告ではマッチすることが難しいケースでも、コンセプトマッチ広告では最適な広告を出せるようになるという。
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