「Windows 7」が完成したところで、筆者のメインの仕事道具には、開発中のソフトウェアスイートが欠けていることに気が付いた。
もちろんそのままにはしておけない。そこで先々週、ここのところ毎日使用しているWindows 7マシンに「Microsoft Office 2010」のテクニカルプレビュー版をインストールした。近い将来、この新しいアプリケーションによって筆者の日常の仕事がどの程度はかどることになるのか、試してみるつもりだ。
使い始めの印象としては、先週、米CNET NewsのRafe Needleman記者が、この新しいOfficeを試しているときにTwitterでつぶやいたことが最も的を射ていると思う。
「『Outlook 2010』とOffice 2010のテクニカルプレビュー版が、変な挙動をして出来の悪いものだったら、それについて書くことができたのだが。残念なことに、問題なく動く」(Needleman記者)
筆者は、Officeの主要アプリケーションである「Word」「PowerPoint」「Excel」「Outlook」「OneNote」をすべてインストールしたが、実際には毎日のように使うアプリケーションはWordとOutlookだけだ。
筆者にとって最も顕著な変更はOutlookのもので、特に会話をスレッドとして表示する新しい機能だ。「Gmail」を使ったことがあれば、このコンセプトにはなじみがあるだろうが、毎日筆者の受信トレイに送られてくる数多くの電子メールにこの概念が適用されるのを見ると、感心させられる。
しかし、少々不満がある。Office 2010は、件名が変わった電子メールも1つのスレッドにまとめるという点ではうまく機能するが、このグループ分けには、件名が同じだけで本質的には異なる会話を一緒にしてしまうという誤判定がある。例えば、「こんにちは」という件名は、筆者がよく使用するものだが、これらがすべて1つのグループにまとめられる傾向がある。同様に、件名が「(無題)」のメールも1つのグループにまとめられてしまう。
そうは言っても、筆者は全体的にこの機能をとても気に入っている。この機能のおかげで時間が節約できるのは間違いなく、スレッド内で以前受信したメールを探すのも、はるかに簡単になった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」