Wordでは、試してみたい機能はあるものの、筆者が日常的に使用する機能はほとんどないことに気付いた。もっとも、筆者のWordの使用方法は少し特殊だ。筆者は基本的に、保存機能が非常に優れたテキストエディタのみを求めているので、最初にすることは、スマートクオート、ハイパーリンク、オートコレクトなど、Wordと、例えば「WordPad」とを区別するような機能をすべて無効にすることだ。
筆者が気に入っている機能である貼り付けプレビューについては、以前の記事で書いた。これは、貼り付けを実行する前に、さまざまな貼り付けオプションではどうなるかを見せてくれるものだ。通常、筆者が望むのは「paste unformatted」オプションなのだが(この前の段落で、筆者に本当に必要なのはテキストエディタであると述べた部分を参照)、書式設定を保持したい場合も時々あるので、これは役に立つ。どう貼り付けられるか事前に分かるというのは素晴らしい。
筆者は写真マニアとして、MicrosoftがWordに追加したアーティスティック効果で遊ぶことも気に入っている。従来、写真を水彩画風に加工したりする場合には、「Adobe Photoshop」か、少なくとも「Adobe Photoshop Elements」のようなソフトウェアが必要だった。今回Wordで直接同じことができるようになった。
ほかには何があるだろうか。リボンについては、筆者は熱心なファンではないが、これが定着していることを考えれば、OutlookとOneNoteにも全面的に採用されたことは素晴らしい。
筆者は、リボンよりもOffice 2010で新しく導入されたBackstageビューの方が気に入っている。Backstageビューは、本質的にはファイルメニューの代わりとなるもので、これまでよりも状況に応じた視覚的な方法で、最近使った文書を開いたり、新規文書を作成したり、あるいは作業中の文書を印刷したりすることができる。
しかし、筆者が最も興味があるのは、ブラウザベースのバージョンのOfficeであり、そのリリースはもう少し待たなければならない。Microsoftは、7月にデスクトップ版のテクニカルプレビュー版をリリースしたが、このウェブアプリケーション版はまだリリースされていない。公式な発表では「2009年の夏に」テスト版が提供されることになっている。
筆者がMicrosoftなら、ウェブ版のOfficeをすぐに世の中に出すよう努めるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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