クックパッドが2日連続ストップ安--スター銘柄の株価が急落したわけ

 クックパッドが8月17日、18日と連日で値幅制限の下限であるストップ安に売られた。この2日間で株価は391万円から290万円まで一気に下落。実に25.8%も値段を下げている。7月17日に株式公開以降、新興市場の中心で輝き続けてきたスター銘柄に何が起きているのか。

 クックパッド株は連続ストップ安となる直前の8月14日まで8営業日連続で上昇。4日の終値261万2000円から14日の終値370万円までの上昇率は実に44%に達していた。圧倒的な業績成長率と高い知名度を誇るネットベンチャーとして、初値形成時から人気を集めてきた。初値形成後の流通市場でもその人気は衰えず、買いが買いを呼ぶ展開。2010年4月期業績には早くも上方修正を期待する声が聞こえており、株価は1株単位で200万円を超えており最低投資金額の高さから大幅な株式分割への期待も株価を押し上げてきた。

 クックパッドは9月4日に2010年4月期第1四半期(5〜7月)決算を発表する予定。1年の4分の1しか経過していない時点で業績計画を上方修正する可能性はそれほど高くないが、上方修正ペースを確認できるとの期待感が高まっている状況だった。

 クックパッド株の突然の急落の背景は、一言でいえば物色動向の変化。

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