もちろん、Havokの従業員がゲームをプレイするのは夜だが、Grinnell Computersでは金曜日の午後だ。
同社のオーナーであるGrinnell氏は、従業員に選択肢を示したと言う。同氏のネットワーク設置および修理会社では、毎週金曜日に業務の動きが緩やかになり電話も鳴らなくなる。その金曜日において、勤務時間終了前の2時間で業務としてCombat Armsをプレイするか、同じ時間を無給の休みとするかという選択肢だ。
同氏は、ゲームに参加することを誰にも強制しないと伝えたが、従業員がこの時間分の給料をもらう方を選ぶことは間違いなかった。
予想される通り、ビデオゲーム業界では、従業員にゲームを一緒にプレイするよう奨励する企業の例は見つけやすい。しかし、Combat ArmsのパブリッシャーNEXONのマーケティング担当バイスプレジデントMin Kim氏は、従業員がチームビルディングとしてマルチプレーヤーゲームをプレイするのは比較的新しい動向かもしれないが、オフィスでゲームをプレイすることはずっと前から行われてきたことだと言う。
「人々は何年も前からオフィスで、(シングルプレーヤーの)Flashゲームやファンタジーフットボールなどをやっている。Combat Armsのようなゲームは、人々が一緒にプレイするという点で社会性が強く、(そのため)チームの士気を高める」(Kim氏)
さらにKim氏は、Combat Armsのようなマルチプレーヤービデオゲームは、同僚がお互いのことをもっとよく知る方法として、バスケットボールやゴルフをしたり、さらには一緒に飲みに行ったりするのと同じようなものだと考えている、と付け加えた。ただしCombat Armsは、1つには費用がかからず、企業にとっても、適切に管理すれば差し引きしてプラスにしかならないと同氏は指摘する。
Intelのビジュアルコンピューティンググループでコンテンツプランニングのディレクターを務めるKim Pallister氏にとっては、同グループに売り上げをもたらすまさにそのジャンルに、多くの従業員を参加させるということが重要だ。
「われわれは3カ月に1度、ゲームナイトを開催している。これには100名以上が参加する。マルチプレーヤーゲーム用にハイエンドPCを用意し、『Wii Sports』『Rock Band』『Dance Dance Revolution』のようなゲームのためにコンソールを用意する。これはチームビルディングに役立つだけでなく、皆に自社製品を試す機会を与え、自社のハードウェア上でゲームがどのようにプレイされるのかを見るためにも役立つ」(Pallister氏)
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