Jolicloudでは、アプリケーションは画面全体を使用し、アプリケーション間を行ったり来たり切り替えることができるよう設計されている。開いているアプリケーションはトップメニューバーに表示され、それをクリックするだけでアプリケーションの切り替えができる。Alt+Tabキーも使える。
大変興味深いことに、ダウンロードしたアプリケーションはディレクトリ画面から起動するわけではなく、シンプルな3ペインメニューに格納されている。このメニューにはいつでも戻ることができる。この方法によって、アプリケーションはJolicloudディレクトリでのカテゴリによって常に整理されることになるが、WindowsやMacでスタートボタンやクイック起動メニュー、「Dock」に慣れているユーザーには、ちょっと嫌な点だ。
Jolicloudの大きな魅力の1つに、インストールされているアプリケーションのリストをバックアップする点がある。同じアカウントでJolicloudを実行するコンピュータが複数ある場合、これらのアプリケーションが、ログインデータや共有データを含め、同期される。これによって、どのハードウェアを使用しているかは重要ではなくなり、マシンからマシンに移動して、別のマシンでしていたことをすぐに続けることができる。
先に述べたように、Jolicloudを使用すると、ユーザー同士で友人になったり、グループに参加したりすることができる。これは、常に新しいアプリケーションを知らされることを意味する。多くのユーザーにとって、少し気味の悪い話かもしれない。
筆者の友人に見せたところ、最初の質問は、「勤務中であるはずの時間に自分が何のビデオを見ていたかを、みんなに知られるということなのか」だった。幸いそうではない。今のところ、友人がどのアプリケーションを追加または削除しているかを表示することに限定されており、そのアプリケーションで何をしているかは表示されない。しかし、ソーシャルゲームサイトKongregate、ソーシャルネットワークFacebookやTwitterといった、他者と情報を共有するアプリケーションでは、それも変わってくるだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」