運営会社のストリートキャンバスコーポレーションは米国ロサンゼルスに拠点を置く。代表取締役CEOを務める矢野莉恵氏は、現在ハーバードビジネススクール在学中で、外国人同級生2人の共同創業者とともに今夏に会社を立ち上げたばかり。なお、登記上は共同経営者の出身地であるイスラエルの法人となる。
メキシコや米国、カナダなど、海外での生活が長かった矢野氏は、日本特有の美意識やディティールへのこだわりといった文化に人一倍魅力を感じていたのだという。その一方で「世界中が日本のアニメやファッションなどに注目している中、実は国内で取り組まれているアート活動が世界にはまだまだ伝わっていない」(矢野氏)というジレンマがあり、それらを世界へ発信するためのサービスを立ち上げようと思ったのが、起業のきっかけだという。
矢野氏は日本でアーティストたちとコンタクトを取りながら、米国にいる共同創業者や工場と打ち合わせをし、開発はイスラエルのエンジニアとSkypeで行う。世界と日本をネットとリアルでつないで事業を展開するのも同社の特徴だ。
今後は、日本のクリエイター参加の促進に力を注ぐ。また並行して海外のギャラリーやショップなどとの提携を進める予定だ。
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