NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は7月31日、米大手モバイル広告会社Admobと提携し、NTTBPが運営する無線LANポータルサイト「Wi-Fine」内においてiPhoneやiPod touch向けにモバイル広告を配信すると発表した。
Wi-Fineは、駅や空港、カフェなど全国約1100エリア、2200アクセスポイントで、現在地周辺の地図やちらし、店舗などのコンテンツを無線LAN搭載端末に無料で提供している。NTTBPによると、無線LANネットワークなどのブロードバンドを活用した新たなビジネスモデルとして、欧米ではiPhoneやiPod touchを利用した広告事業や周辺ビジネスが活発的に立ち上げられているという。Admobは、iPhoneやiPod touchを含む全世界のモバイル向けサイトに、毎月10億本以上の広告を配信している。
NTTBPでは、Admobと提携することでiPhoneやiPod touchなどのモバイル広告事業を強化する考え。広告配信はAdmobが担い、同社のターゲット検索やブランディング特定技術をもとに、全国約1100エリアに応じたコンテンツを配信するWi-Fineとの相乗効果を図る。
同日より、Admobの広告サーバからWi-Fine配信サーバへ、広告出稿者のモバイルサイトへ接続するコンテンツを表示。また、10月からはApp Storeにてアプリケーションを販売する企業の広告を配信する予定で、広告を見た閲覧者は、そのままアプリケーションを購入できるようになる。
NTTBPでは今回の提携により、iPhoneやiPod touchに加え、今後ニンテンドーDSiやプレイステーション・ポータブル(PSP)などの端末へモバイル広告を配信する予定だという。
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