Q2では、テレビやワンセグで閲覧している際にCMが流れた場合、どのような行動を取っているのかをそれぞれ尋ねた。すると、「全くCMを見ず、別のことをしている」はテレビで20.2%、ワンセグで30.2%となり、テレビの方がワンセグよりもユーザーにCMを見られやすいことがわかった。
この理由として、携帯電話の画面はテレビの画面よりも圧倒的に小さいということが挙げられる。そのためテレビの場合、CMに集中していなくてもユーザーの視界に入りやすいのではないかと考えられる。
Q3-1では、友人があなたと移動中(会話中)に携帯電話をいじっていた時、あなたが友人の行動で許せないものは何か、携帯電話における許容範囲を尋ねた。すると、「ゲームをしている」が56.4%で最も多く、次いで「携帯小説を読んでいる」が50.4%、「音楽を聴いている」が46.6%と続き、「ワンセグを見ている」は40.8%にとどまった。
これを男女別に見た場合、全体的に男性よりも女性の方が各行動について迷惑や不満を抱え込んでいる割合が高く、男性は比較的、携帯電話における行動に対して、寛容であると言えるのではないだろうか。
これを年代別で見ると、20代や30代は「ゲームをしている」で62%、「携帯小説を読んでいる」が60%弱と他の世代よりも高いという結果になり、20代・30代になると許せない割合が高まる傾向にあることが分かった。
今回の調査から、ユーザーは様々な方法や意識でワンセグを利用していることが分かった。2009年5月時点の移動電話国内出荷台数実績によれば、ワンセグ搭載率は85.1%となり、携帯電話の標準機能として定着したと考えられる。(出典:2009年 移動電話国内出荷台数実績−JEITA/統計データ)
今後更に、高機能化や魅力的なサービスが増加すれば、今以上にユーザーの利用が加速し、企業側から見たワンセグのメディアとしての利用価値も高まっていくだろう。
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本調査はインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象:10代〜50代までワンセグを利用している男女500人
調査期間:2009年6月17日〜2009年6月19日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:メディアインタラクティブ
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