7月21日は売り気配で始まった後、突如大量の買い注文が入って17日の最終気配値である1万9100円で初値を形成した。注目はこの後。市場ではクックパッド株の初値を1万5000円から1万7000円程度と予想していたが、実際の初値はこれを大きく上回った。過熱感が高まっているほか、公開価格ベースから指摘されていた既上場ネット株と比較した割高感も高まった。
予想通りに初値形成後に売り先行となったが、午前中の取引の中頃から買い注文が優勢となった。午後の取引でも勢いは衰えず、株価2万円を突破。2万150円で取引を終えた。過熱感と割高感をものともしない強力な値動きに市場関係者からは驚きの声も聞かれていた。
21日の活況展開を受けてクックパッド株は22日以降も新興市場の物色の中心となりそうだ。最低投資金額が200万円を超えているため、早期の株式分割期待が浮上しているほか、会社側が示す今4月期業績計画への上方修正も期待される状況にある。ただ、過熱感、割高感への警戒感は強く、神経質な値動きとなる可能性も意識しておきたい。
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