総務省は7月17日、「モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果」を公表した。
同調査は、総務省の委託を受けて一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)が実施。2008年12月時点における携帯電話の公式サイト運営事業者4704社、1万9364サイトを対象に、モバイルコンテンツおよびモバイルコマースの実態を調査した。
調査の結果、2008年のモバイルビジネス市場は全体で1兆3524億円。その内訳は、モバイルコンテンツ市場が前年比13%増の4835億円、モバイルコマース市場が前年比19%増の8689億円となった。
モバイルコンテンツ市場では、「着うた系」が前年比11%増の1190億円と最も多くを占め、次いで「モバイルゲーム」の869億円(同3%増)、「着信メロディ系」の473億円(同15%減)。そのほかのコンテンツでは、「アバター/アイテム販売(SNSなど)」(同162%増の157億円)と「電子書籍」(同79%増の395億円)が市場を急速に拡大している。
一方、モバイルコマース系では前年比15%増で3770億円の「物販系」が最大。以下、同25%増で3497億円となった「サービス系」、同16%増で1422億円の「トランザクション系」とともに市場規模を広げている。
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