Sun Microsystemsは米国時間7月16日、Oracleからの買収提案をめぐる投票が行われた臨時株主総会において、同社株主が買収提案を承認したとの発表を行った。
OracleがSunの普通株を1株あたり9.50ドルの現金、総額74億ドル(Sunの保有現金や負債を考慮した場合の実質的な買収額は56億ドル)で買収することについて、Sunの普通株を保有する約62%の投資家が賛成票を投じた。
OracleによるSunの買収は、Javaのライセンス方式に関する問題を争点に独占禁止法違反などの疑いがないかどうか、依然として米司法省による調査が継続中である。しかしながら、Oracleは、2009年夏の間に買収契約の締結を完了する見通しに変更はないとの見方を表明している。
Sunの2009年第4四半期(4-6月期)の決算は、世界不況の影響を厳しく受けて、売り上げは低迷し、純損失を計上すると見られている。
Oracleは、4月20日にSunの買収案を発表した。この発表の前には、Sunの買収をめぐって他の複数の企業が交渉を続けたものの、合意には至らなかったとされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」