Appleが世界一の携帯電話プロバイダになるまでの道のりはまだ長いが、最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏は、モバイルアプリケーションの販売でリードしていることに満足している。
Appleは米国時間7月14日、「App Store」の開始から1年で、「iPhone」および「iPod touch」向けアプリケーションのダウンロード数が15億件を突破したと発表した。Jobs氏はプレスリリースの中で、「App Storeは、規模と品質の両方について、この業界で過去に例のないものだ。15億のアプリがダウンロードされており、他社が追いつくのは非常に困難になるだろう」と述べた。
App Storeで顧客がアプリをダウンロードするペースは上がっているようだ。2009年4月、AppleはApp Storeからのダウンロードが、開始からわずか9カ月で10億件を突破したと発表した。それからわずか3カ月で、さらに5億本がダウンロードされた。Appleによると、現在App Storeで提供されているアプリは約6万5000種類で、iPhoneとiPod touchの出荷台数はこれまでに4000万台を突破したという。新しい「iPhone 3GS」の所有者が過去1カ月のダウンロード数を押し上げた可能性が高いと思われる。
これらのアプリを作る開発者たちを引きつけることにAppleが成功したことは、確実に模倣者たちを勇気づけている。Verizonは7月14日午前、同社の携帯電話向けにアプリケーションストアを開設する意向を発表した。携帯端末メーカーのNokia、Research in Motion(RIM)とPalmは、自社デバイス向けにアプリを販売する似たようなプラットフォームを持っている。さらに、「Android」プラットフォーム専用の「Android Market」があるほか、「Windows Mobile」プラットフォーム専用の「Windows Marketplace for Mobile」も開設が予定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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