Wi-Fi機能を持つ「iPhone」を中国で販売する許可を求めて、Appleは中国政府と厳しい戦いを続けていたが、この種の交渉でAppleが初めて譲歩した可能性がある。
Appleと中国の工業情報化部との間で延々と続いていた議論は、終息しつつあるようだ。BusinessWeekの報道によると、Appleは、Wi-Fi機能を外したiPhoneを販売することが可能になるネットワークアクセスライセンスを申請しているという。
いつものように、AppleはiPhoneをめぐる中国政府との交渉でも強硬な姿勢を見せていたようだ。しかし、中国政府もAppleと同じく強硬な態度を取り、Wi-Fi機能を持つ携帯電話をAppleが中国で販売することを認めなかった。
AppleInsiderは、iPhoneの承認手続きにかかる時間は4カ月から6カ月ほどで、遅くとも2010年1月までにiPhoneが発売される可能性があると推測している。
周知のとおり、iPhoneは正式販売されていない多くの国々でも使われており、中国も例外ではない。iPhoneは、ロックを解除すれば互換性のあるどのネットワークでも使用できるため、世界中で人気を博している。
オフィシャルキャリアは、中国企業の中国聯通(China Unicom)になると見られ、これによってAppleは、成長の可能性を秘める巨大市場でiPhoneを販売できることになりそうだ。Wi-Fi機能を持たないことがiPhoneの人気にどのような影響を与えるかは不明だが、譲歩する価値があるとAppleが判断したことは間違いない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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