総務省は7月10日、2009年版の「情報通信に関する現状報告(情報通信白書)」を公表した。
情報通信白書は、日本における情報通信の現状や実態を調査・分析し、まとめた統計資料。総務省が毎年作成している。2009年版では、市場や政策の最新動向を扱う従来どおりの形態の報告書に加え、特集テーマを扱った報告書の2部構成に内容が刷新された。
2009年版では「日本復活になぜ情報通信が必要なのか」を特集。情報通信と成長を結ぶ経路を整理し、世界経済の変動と日本の情報通信の現状を評価している。それとともに情報通信による日本復活に向けた具体策を提示するなど、世界的な経済危機において、情報通信政策がいかに日本再生に貢献できるのかが分析されている。
また、2009年版では、一般から公募した表紙絵やコラムなどを掲載するなど、国が発行する白書では初の「読者参加型」としたほか、出典や参考文献などのURLを記載するなど、内容が大幅に刷新されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」