NTTコムウェア(杉本迪雄社長)は7月2日、家庭内のDLNA対応デジタル家電をブロードバンドネットワークに接続し、デジタルコンテンツ配信などのネットワークサービス提供を可能とする実験に成功したと発表した。
DLNAは、デジタルAV機器同士や、PCを相互に接続することで動画、音楽、画像データを共有するホームネットワークの標準規格で、従来、ブロードバンドとの接続は一般的ではなかった。同社では、NGN時代のユビキタスサービスの実現に向けて、家庭内のデジタル家電へブロードバンドネットワークサービスを提供するための技術研究開発に取り組んできたが、今回、DLNA対応デジタル家電をセンター設備とネットワーク経由で接続する技術の実験に成功したという。
今回の実験で研究開発した技術は、OSGi上で動作可能な「CWMP TR-069 プロトコルスタック」技術と、デジタル家電のホームネットワーク規格と通信向けの端末プロトコルの相互接続を可能にする技術の2つ。これらの技術を用いることで、家庭側で操作をしなくても、センターのコンテンツを家庭のDLNA対応デジタルテレビに配信したり、センターから家電の状態を確認したりといった DLNA対応デジタル家電に向けたブロードバンドネットワークサービスの提供が可能となる。
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