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「Windows 7」の価格設定とPCメーカーの負担--Windows担当幹部に聞く - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年06月30日 07時30分
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 だがPCメーカーは厳しい状況が続く中、引き続き平均販売価格と利幅の両方に注目している。

 Veghte氏は、Microsoftも近年Windows1本当たりで得る金額が低下していると言う。

 「われわれの平均販売価格も下がっている。この5年間、(同じ)価格を維持しているわけではない」(Veghte氏)

 一方、IDCのアナリストRichard Shim氏は、PCメーカーが不満に思っているのが製品自体ではなく、価格についてだということは、Windows 7にとって好ましい兆候だと語る。

 「市場の不満の矛先が価格だけなら、Microsoftにとっては良いことだ」(Shim氏)

 PCメーカーの懸念に応えてMicrosoftが行った重大な変更の1つは、ネットブック搭載向けに販売する「Windows 7 Starter」エディションに対する制限を緩めたことだ。Microsoftは当初、Starterが搭載されたPCで同時に稼動できるアプリケーションの数を3つまでに制限する予定だった。

 Microsoftはまた、Windows Vista搭載PCの購入者がWindows 7にアップグレードできるプログラムを26日から開始しているが、このプログラムについては、PCメーカーに対し金銭的な負担を求めないことに同意している。これにより各PCメーカーは赤字を出すことなく、アップグレードを無料または配送料のみで提供することができる。

 Veghte氏は、Starterエディションの制限緩和はPCメーカーとコンシューマーにとって重要なことであり、Microsoftが受け入れることのできるものだったと言う。アプリケーション3つまでの稼働制限は「Windows XP Starter Edition」から始まったものだ。このエディションは初めてコンピュータを使用するユーザーを対象とし、新興市場の新規PCに限って販売されていた。

 Veghte氏はこの制限について、「明らかに不評となりそうだった。ビジネスのやり方が根本的に変わるとは思っていない」と語った。

 しかしIDCのShim氏は、これによってWindows 7 StarterがネットブックでOSの支配権を握る道が開けたと言う。IDCは、ネットブック市場は2010年にWindows XPからWindows 7に大々的に移行すると予想しているが、同氏は、その多くが低価格のStarterエディションになるだろうと述べている。

 その意味するところは、MicrosoftのWindows 7の売り上げは、従来のノートPCとデスクトップの売り上げが持ち直さなければ、打撃を受けることになるかもしれないということだ。良い面は、たとえ1年後であっても売り上げが回復すれば、Microsoftは利益を得ることだとShim氏は言う。

 「Microsoftは、Windows 7が発売時に1塁打か2塁打にしかならなくても、その後の数年で何本か長打を放つことができる」(Shim氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

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