次から次へと新しいスマートフォンが発売されるに至って、今夏のスマートフォン市場における競争は、ますます激化してきている。その最新モデルは、T-Mobileが、次なるGoogleの「Android」搭載製品として発売する「myTouch」である。
T-Mobileは米国時間6月22日、myTouchを発表した。myTouchは、Googleがオープンソースで提供するモバイルOSのAndroidを搭載する、T-Mobileからは2台目のスマートフォンとなる。T-Mobileは2008年秋、世界で初めて、GoogleのAndroidを搭載した携帯電話「G1」を発表した。同社は、これまでに100万台以上のG1を売り上げたと発表している。
myTouchは、HTCによって製造され、基本的には、「Google Ion」や「HTC Magic」として知られてるハードウェア設計と、全く同じである。2月にバルセロナで開催のGSMA Mobile World Congress 2009において発表されたGoogle Ion/HTC Magicは、すでに現在、世界各国の市場で販売が開始されている。
Google Ion/HTC Magicは、G1よりも薄型で、Appleの「iPhone」と比較しても、わずかに小型であるとされている。しかしながら、Google Ion/HTC Magicには、320×480ピクセルの解像度となる、3.2インチの大画面タッチスクリーンが搭載されている。また、物理的なキーボードは装備されておらず、3GおよびWi-Fiのネットワークがサポートされている。
米CNET Reviewsの編集者であるKent Germanは、Google Ion/HTC Magicに関して、「豪華なディスプレイ、良い手触りの操作感、使いやすいインターフェースなどを搭載した、スリムで魅力的なデザインに仕上がっている」との評価を出している。Germanは、これこそ真に期待されていた、Androidを採用する携帯電話にふさわしい製品だと述べている。
まだGermanは、新たなmyTouchのレビューまでは行っていない。myTouchは、新たな本体カラーや、T-Mobile向けに特別に開発された、ソフトウェア機能の向上などが特徴とされている。
myTouchには、512Mバイトの内蔵メモリが装備されており、外部ストレージとしては、microSDがサポートされている。標準で4GバイトのmicroSDカードが付属するものの、ユーザーは自由に、より大容量のmicroSDカードへと変更が可能である。
「Palm Pre」や、Appleの「iPhone 3G S」と同様に、myTouchは、米国内では1つの携帯電話キャリアから、独占的に販売が開始される。販売奨励金により、2年間の契約を結ぶことで、199ドルにて購入が可能である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」