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電気自動車のバッテリをスマートグリッドの一部に--自動車と電力の新たな関係 - (page 2)

文:Martin LaMonica(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年06月24日 07時30分
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 しかし、プラグイン電気自動車のネットワークがあれば、バッテリの充電をたとえ数分でも一時休止することにより、実質的にこれと同じ機能を果たすことができる。ドライバーが自動車を必要としたときには満量まで充電された状態にできるようにしつつ、休止をはさんで断続的に充電する。これを膨大な数の自動車について行うことができる、とGoogleの再生可能エネルギーエンジニアであるAlec Brooks氏は語った。

 Googleは、電力供給を監視し自動車が充電されるタイミングを正確に管理するアルゴリズムを使用した「スマート充電」の概念実証ソフトウェアを開発した、とBrooks氏はプレゼンテーション中にシミュレーションデータを見せながら説明した。「自動車から満タンにする必要があることを伝達されると、どの車に配電して満タンにする必要があるかが分かる」(Brooks氏)

 周波数調整(すでに莫大な金額が動く市場となっている)に自動車のバッテリを使用すると、コストパフォーマンスが高まり、変動の大きい風力や太陽光を電力会社がより効果的に活用できるようになる可能性がある、とBrooks氏は述べた。Googleは開発したソフトウェアを、プラグインハイブリッド車に転換された8台の「プリウス」でテスト中であるという。

 「1日の中でも大きく変動することがある再生可能エネルギーに合わせて、負荷を調整することができる。つまり、発電するのではなく負荷を移動させるシステムということだ」(Brooks氏)

Chevrolet Voltでコスト削減

 PHEVと周波数調整に関するツール開発に取り組んでいるのは、Googleのソフトウェアエンジニアだけではない。2010年末に発売予定の「Chevrolet Volt」には、「OnStar」サービスを使用したスマート充電機能が組み込まれる予定だ。

 General Motors(GM)は、米エネルギー省の研究プロジェクトにおいて、50の電力会社と協力し、Chevrolet Voltを電力会社と連携させる可能性を探る取り組みを行っている。周波数調整のようなグリッドサービスを提供することにより、Chevrolet Voltの所有コストが下がるだろう、とGMの先進自動車戦略および法務担当ディレクターであるKeith Cole氏は述べた。

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