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最新のブラウザはウェブの未来を担えるか--規格が今後の鍵に

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年06月22日 07時30分
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 Mozilla Foundationはユーザーに対して、「Firefox 3.5」で「ウェブをアップグレードしよう」と呼びかけている。そして、そのより良いブラウジングと似たようなテーマは、Googleの「Google Chrome」、Appleの「Safari」、そして「Opera」などでも見られる。

 ウェブは、比較的静的なページの連続から、動的なウェブアプリケーションの本拠地へと発展していくと期待されている。それには、現在の電子メールから、未来のスプレッドシートまで、あらゆるものが含まれる。しかし、現実の世界がこのビジョンに追いつくにはしばらく時間がかかるかもしれない。

 それは確かに、ブラウザにとっては明るく、輝かしい未来であり、前衛的なものは急激に発展している。ウェブサイトを活気あるものにしたり、手の込んだウェブアプリケーションを構築したりすることに熱心なウェブ開発者は、巨大で動作の遅い平凡なウェブブラウザの軍勢だけでなく、最新テクノロジが一貫してサポートされていないことも計算に入れる必要がある。

将来のブラウザ

 新しいブラウザ機能の多くが、HTML 5に由来している。これは、ウェブページの記述方法を定義するHTML規格の次のバージョンで、まだ完成はしていない。HTML 5が弾みとなって、動画や音声ファイルの組み込みや、ウェブサイトやアプリケーションによる利用が可能なローカルストレージ、ウェブアプリケーションのバックグラウンド処理タスクを行える「Web Workers」、ユーザーインターフェースを改善するドラッグアンドドロップ機能などのテクノロジが出現してきている。

 これだけではない。最前線では以下のようなことも起きている。

  • JavaScript(「Google Docs」などのウェブアプリケーションを記述する言語)の高速化は、Microsoft以外のあらゆるトップクラスのブラウザにとっては、公然の優先事項であり、パフォーマンスはこの1年で急激に向上した。
  • Googleは、「Native Client」と「O3D」によって、ブラウザがコンピュータの処理能力を利用できるようにしたいと考えている。
  • Opera Softwareは、「Opera Unite」によって、ブラウザをほかからアクセスできるサーバとすることで、ブラウザ自体にアプリケーションをホストさせようとしている。
  • そのほかにも、Cascading Style Sheets(CSS)Scalable Vector Graphics(SVG)などさまざまな規格によって、ブラウザのグラフィックの高度化が進もうとしている。
  • ジオロケーション技術によって、ユーザーの許可があれば、ウェブサイトはユーザーのいる場所を知り、その場所に合わせてコンテンツを調整できる。

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