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「MacBook」ラインアップの謎--WWDCで語られなかった今後の方向性を探る - (page 2)

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年06月12日 07時30分
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 しかし、より低価格なノートブックにも余地がある。付加的な機能を少なくして、教育市場に明確に照準を合わせたノートブックだ。それは、Apple以外のコンピュータ業界ではネットブックまたはミニノートPCと呼ばれているものに近いものになるだろう。Appleがこれをつくったとしたら、「がらくた」と呼んでいたネットブックへの意識が変わったということになる。しかし問題は、Appleは品質の低いミニノートブックをつくる必要はないということだ。Appleは以前から、機能およびスタイルと値ごろ感とのせめぎ合いの中で、通常は機能の側により過ぎてきた。しかし実際には、時折AppleはMac市場の拡大を目指すことがある。2002年には「eMac」でこれを実行した。eMacは2005年まで販売された。このデスクトップMacは学生向けであり、これを「がらくたになったiMac」と呼ぶ人はいないだろう。ただし機能は絞り込まれており、それに伴い(わずかに)価格も安かった。

 ネットブックの売り上げも無視できなくなっている。IDCによると、2009年末までに2000万台の出荷が見込まれているという。これは2008年の出荷台数の2倍だ。ASUSTeK Computer、Acer、Hewlett-Packard(HP)、そして最近ではDellから発売されているモデルの多くも、もともとは学生向けにつくられたものだ。しかし、需要があまりに大きかったので、これらPCメーカーは小売販売を始めた。

 大きな価格ギャップを埋めるために、Appleはこれと似たようなものを追い求めるかもしれない。つまり、機能を省いた、より低価格のノートブック(700ドルまたは800ドル)を教育市場向けに販売し、同時にコンシューマーにもアピールする。これも、最終的にeMacに起こったことと同じだ。eMacは教育機関向けのコンピュータとして出発したが、Appleは家庭向けとしても購入できるようにしていった。

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