そして今、Gundotra氏は「オープンなウェブプラットフォームを推し進める動きが劇的に加速し始めた」と語る。2008年に入る頃からオープンソースのウェブブラウザの貢献者数が倍増ペースで成長し続けている。オープンな競争を通じてウェブブラウザの高速化、高機能化が進み、00年代初めの頃に比べるとJavaScriptの実行性能は100倍に向上している。
こうしたウェブ分野の技術革新を反映し、W3Cが策定を進めている「HTML 5」では、グラフィックス、ジオロケーション、ストレージなど、これまでネイティブアプリケーションに限られていた機能をウェブアプリケーションで実現するAPIが提供される。
OSやデバイスの違いを問わずに動作するウェブアプリは、より高速に、そしてリッチに進化する。現時点でプログラミングモデルの未来がどこにあるかは明白というわけだ。
基調講演では、HTML 5の機能として「Canvas」「ビデオ」「ジオロケーション」「Appキャッシュ」「データベース」「Web Workers」などのデモが行われた。
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