Googleは米国時間5月21日、複数の広告代理店から「Google TV Ads」を利用してスポット広告を放送する契約を獲得し、この時期に行われるテレビ局の広告枠先行販売「アップフロント」に打撃を与えた。
The Hollywood Reporterによると、Googleがアップフロントの時期(毎年5月の第3週)に広告の放送枠を販売するのはこれが初めてだという。米国ではこの時期に広告主やマーケターがニューヨークに集まり、テレビネットワーク(このウェブサイトを運営しているCBSも含まれる)がその年の秋以降に放送する番組をチェックし、広告枠を購入する(Jimmy Kimmel氏の面白いトークをまだ見てない人は、こちらの動画でチェックしてほしい)。
Google TV Adsでは、広告主が広告をGoogleにアップロードし、同プログラムと提携している複数のケーブルおよび衛星テレビネットワークの中から広告配信先を選択する。Googleの「AdWords」と同じく、広告主はいつ、どのように広告が放送されるかをきめ細かく指定できる。
The Hollywood Reporterの記事によると、Googleの新しい提携先は、広告予算をどのチャンネルに使うかを具体的に決めておらず、2009年内に相当な額の広告費(100万ドルに達するケースもある)をGoogle TV Adsに投じることで合意しただけだという。Googleはここしばらく、インターネット広告以外の広告分野にも進出を試みていて、ラジオ広告サービス「Google Audio Ads」や新聞広告サービス「Google Print Ads」を開始したが、いずれも2009年2月までに打ち切りを発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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