この数週間、AT&Tの「iPhone」データプランが値下げされるという報道が流れているが、米国時間5月18日付のBusinessWeekの記事で、この憶測に新しいひねりが加わった。
BusinessWeekの記事は匿名の消息筋の話として、AT&Tが制限付きのデータプランを提供し、利用者は毎月の請求額を10ドル節約できるようになるかもしれないと報じている。BusinessWeekはこの料金引き下げについて、AT&TがiPhoneの排他的通信事業者でありつづけるための交渉の一環ではないかと推測している。
新提供のデータプランでiPhone利用に課される制限が、どうなるかについての詳細は出ていないが、iPhoneの使い勝手を切り捨てるようなプランに消費者が満足する可能性は低いだろう。iPhoneはWi-Fiネットワークでも利用できるが、iPhoneのウェブサーフィン、テキストメッセージ、電子メールチェックが便利なのは、それがブロードバンドから携帯電話ネットワークにまで対応しているからこそなのだ。
iPhoneが最初に登場して以来、AT&TはiPhone向けプランの料金について各方面から批判されている。報道されている料金値下げは、AppleとAT&Tの独占的提携が続く場合に、消費者をほかの通信事業者から呼び寄せる要因になるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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