デジタルガレージ、カカクコム株の半分をCCCに譲渡--特別利益157億円を確保

 デジタルガレージは5月14日、5月25日付で子会社であるカカクコムの株式のうち、ちょうど半分にあたる5万8360株(発行済み株式総数の20.31%)をカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に売却すると発表した。譲渡価格は180億9100万円。簿価との差額である売却益157億円を2009年6月期第4四半期の特別利益に計上する。これにともなって同日、2009年6月期連結決算見通しを修正した。

 特別利益計上の一方で、特別損失の計上があった。ブログ検索の連結子会社テクノラティジャパンの事業進捗状況が計画に比べて大幅に遅れている。このため、同社が米テクノラティから取得した「知的所有権」の資産価値を減損処理する。不動産広告のDGコミュニケーションズは市況低迷で、取引先の破たんや予算縮小などが続いた。このため、同社の価値を減損し、13億9600万円の特別損失が発生した。

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