デジタルガレージ、子会社のイーコンテクストを吸収合併--グループ再編で収益強化

 ネットビジネス育成・支援のデジタルガレージ(DG)は8月27日、連結子会社で電子商取引決済を手がけるイーコンテクストを10月27日付で吸収合併すると発表した。

 イーコンテクストは大証ヘラクレス上場しているが、これと同時に非上場のグループ会社も吸収し、グループ17社を12社に集約、純粋持ち株会社から事業持ち株会社に転換する。DGは2008年6月期(連結ベース)に24億3000万円の最終赤字(2007年6月期は5億8800万円の黒字)に転落した。再編で間接コストを削減するほか、意志決定を迅速にするなどして収益力を強化する。同日発表した新中期3年計画では、2011年6月期に売上高555億円、純利益34億円を目指す方針を打ち出した。

 DGはイーコンテクスト1株に対して、DG株0.61株を割り当てる。イーコンテクストは10月21日に上場廃止になる予定。イーコンテクストは黒字会社で、2008年6月期の純利益は2億5500万円、09年6月期は39%増の3億5500万円を見込んでいる。合併により、利益がまるまる合算できるので、連結業績が押し上げられる。

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