デジタルガレージ、カカクコム株の半分をCCCに譲渡--特別利益157億円を確保 - (page 2)

 売上高の面では不動産広告関連収入の落ち込みに加え、株式市場の低迷のあおりで、投資育成事業の回収が進まなかった。売上高は従来計画より63億5000万円少ない前期比9.0%減の360億円、営業損益は23億5000万円少ない16億円の黒字(前期は1億7200万円の赤字)にとどまる見通し。純損益はカカクコムの売却効果で50億円の黒字(前期は24億3000万円の赤字)になるという。

 デジタルガレージは同日、CCCと業務提携することを発表した。事業提携の内容は、(1)合併した旧イーコンテクストで手がける決済事業でCCCと協業する(2)海外のクラウドビジネスを手掛ける企業の日本進出を共同で支援する--など。

 高収益のカカクコムが業績をフルに連結できる子会社でなくなり、持分法適用関係会社になるため、デジタルガレージの2010年6月期連結業績は、CCCとの提携効果などほかに補うものがなければ落ち込む。株価は前日、場中に一部報道で売却見通しが伝えられ、ストップ高となった。ただ、5月15日は、朝方こそ値を上げたものの、午後は前日終値を下回る水準で推移している。

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