だが、Appleの通知システムはポップアップウィンドウを使用しており、タスクの最中に割り込んで、アプリケーションを一時停止し、ユーザーは処理の前に(閉じる、見るの)選択をしなければならない。Palmの通知バーはもっとずっと目立たない仕組みになっている。
Preユーザーが電子メールやテキストメッセージを受信すると、Preのスクリーンの下の方に水平のバーの形でアラートがポップアップする。しかしアラートがアプリケーションを中断することはなく、ユーザーが単にアラートを無視することを選択した場合は、現在の作業を終えてからアクセスできるように、すぐにスクリーンの下端に引っ込む。どのアプリケーションやビューを選択していても、このアラートは送信者や件名などの簡単な情報とともに、Preのスクリーンの下部に常に表示される。
Appleのアプローチでは、アラートを消して今行っている作業を続けるが、特定のアプリケーション(例えばiPhone 3.0のイベントで実演された「ESPN Alerts」アプリケーション)から通知を受け取ったことを覚えておかなければならない。何件のアラートを受け取ったかを示す数字が、そのアプリケーションのアイコンの上に表示される(ちょうど未読の電子メールが何通あるかを見られるように)が、ホームスクリーンの別の領域にいる場合、必ずしもその特定のアプリケーションのアラートを見られるわけではない。
単なるユーザーの好みとしてこうした違いを切り捨てる人もいるかもしれない。しかしマルチタスクと通知は、モバイルコンピュータを所持する理由の中で最も重要なものの1つだ。そしてiPhone OSが登場してから、この線に沿ってゲームを進めるものを辛うじて考えだしてきた企業はごくわずかだ。Palmはその1社だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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