ソニーの電子書籍リーダーが、AmazonのKindleとの争いで英国の作家Jane Austenの手を借りようとしている。
ソニーは米国時間3月18日の晩にGoogleとの提携を発表した。この提携により、50万冊の古典作品がSony Reader Digital Bookで閲覧可能になる。ユーザーは、ソニーのeBook Storeにて、それらの本を無料でダウンロード可能になる。
Googleは何年もかけて本をスキャンし、それらをデジタルフォーマットに変換してきたが、少なくともその一部はGoogle Book Searchプロジェクトの一環として行っていた。しかし、The New York Times によると、Googleは今後、著作権が切れた書籍をソニーに提供するという。つまり、Sony Readerに新たに追加される作品の大半は、1923年以前に出版された作品ということになる。
ソニーによると、同ライブラリには「The Awakening」「A Connecticut Yankee in King Arthur's Court」「Sense and Sensibility」などの有名な古典作品から、「Letters of Jane Austen」など、あまり一般的ではない作品、さらにフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などで書かれている本などが含まれるという。
この提携により、Sony Readerライブラリの作品数は最高で60万冊に達する(AmazonのKindleライブラリの数は現在およそ25万タイトル)。提携の金銭面の詳細は明らかにされていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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