電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した2008年度のPC国内出荷実績は、台数ベースで前年度比5.5%減、金額ベースでは同14.0%減と落ち込んだ。ネットブックの台頭で市場が活性化したものの、金融危機の影響で法人市場が落ち込んだことが響いた。
出荷台数は879万2000台で、そのうちノート型の比率が67.8%と過去最高になった。出荷金額は9758億円。
3月の実績だけをみると、出荷台数は前年同月比15.9%減の102万台、出荷金額は同27.7%減の1003億円となった。出荷台数に占めるノート型の比率は72.2%となり、単月実績として過去最高を記録している。個人市場は、春の商戦期に入ったことで堅調に推移したものの、法人市場は依然として景気の影響から厳しい状況が続いているとのことだ。
なお、地上デジタルチューナ内蔵PCは、2008年度に前年度比3.4%増の40万4000台、累計で145万台に達した。ワンセグ機能内蔵PCを含めると累計で164万3000台になるという。
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