日本ヒューレット・パッカードは4月23日、個人向けノートPCの夏モデルとして「HP Pavilion Notebook PCシリーズ」4機種と、ベーシックモデル「HP G61 Notebook PC」1機種、ミニノートPC「HP Mini 1000」1機種の、計6機種を発表した。
同社のオンラインストア「HP Directplus」と、HP Directplusコールセンター、常設展示スペースHP Directplus Station、HP Directpartnerで、同日から順次販売を開始する。
HP Pavilion Notebook PCシリーズでは、新デザインとして、光と化したエネルギーが無数に瞬いているさまを表現した黒ベースの「ZEN-design “kirameki”(煌)」を採用した。
固定仕様モデルの「dv2」は、薄型のモバイルエンターテインメントPC向け省電力プロセッサ「AMD Athlon Neo MV-40」を採用した12.1インチワイド液晶搭載モバイルノートPC。同社によると、AMD Athlon Neoの採用は日本国内では初になるという。
さらに、HDMIポートを装備し、グラフィックスには「ATI Mobility Radeon HD 3410」を採用。3Dゲームを楽しめる性能を実現したとのこと。12.1インチモバイルでは初めて、スクウェア・エニックスから「ファイナルファンタジーXI for Windows」の動作認定を受けたという。
筐体は、持ち歩くことを考慮したマグネシウム合金製。最薄部約24mm、質量約1.7kgと薄型軽量で、インターネットやメールはもちろん、オフィスアプリケーション、DVD鑑賞、ゲームなどのエンターテインメント用途まで幅広く利用できる。価格は7万3500円からとなる。
カスタマイズ対応モデルの「dv7/CT」は、デスクトップPCに匹敵するパフォーマンスを備えた17.3インチワイド液晶(アスペクト比16対9、解像度1600×900)搭載モデル。最新のインテル Core 2 Quadプロセッサ Q9000を選択できるほか、「ATI Mobility Radeon HD4650」グラフィックスを搭載した。価格は13万8600円(Q9000搭載時の最小価格は15万5400円)となる。
「dv6シリーズ」は、スタンダードな構成の16インチワイド液晶(アスペクト比16対9)搭載モデル。テンキーを搭載するなど、デスクトップPCに代わる省スペースPCとして使いやすいスペックを備えた。インテル製プロセッサを搭載する「dv6i」とAMD製プロセッサを搭載する「dv6a」をラインアップし、それぞれカスタマイズ対応モデルと固定仕様モデルから選択できる。dv6iは「ATI Mobility Radeon HD 4530」グラフィックスを搭載し、インテル Core 2 Duoプロセッサ T9550の搭載が可能だ。価格は、dv6iが7万2450円(カスタマイズ対応モデルは11万1300円)から、dv6aが6万1950円からとなる。
HP G61 Notebook PCは、インテル製デュアルコアプロセッサCeleron T1600と、ハイビジョン対応の15.6インチワイド液晶を搭載するベーシックモデル。固定仕様モデルとしてラインアップされた。テンキー付きフルサイズキーボードや5in1のカードスロットを備えるなど、実用的な構成を採用した。5月中旬発売予定で、価格は6万6150円から。
HP Mini 1000 夏モデルでは、ディスプレイをアスペクト比16対9の10.1インチワイド液晶へと変更し、記憶装置として32GバイトSSDと80GバイトHDDの2モデルを用意した。固定仕様モデルのみとなる。価格はSSD 32Gバイトモデルが4万7880円から、HDD80Gバイトモデルが4万9980円からとなる。なお、SSD 32Gバイトモデルの発売は5月中旬の予定だ。
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